プロフィール

百姓 ジャイコ

Author:百姓 ジャイコ
栃木県の田舎で新規就農し、
できるだけ自然環境を大切に、
身の回りにあるものを活かして
有機農業を営んでいます。
夢は広がる一方ですが、
仕事はなかなか進まない(笑)。
畑の様子や販売などについてはHPをご覧ください。
URL:http://sousainouen.web.fc2.com/index.html

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東ティモール報告 2017年3~4月

ご無沙汰しました
小野寺さちえ
3月27日~4月9日まで
東ティモールにて活動し
無事に帰国しました



日本から飛行機でシンガポールまで6.5時間
シンガポールから東ティモールまで飛行機で3時間
東ティモール首都から村まで
写真のような崖あり谷ありガタガタ道ありで
四駆の車でやっと行ける道のりを7時間

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それでも昨年から始まったこのプロジェクトは
うちのだんなさんが研修した
お隣芳賀町で町の生ごみを集めてたい肥を作っている
ドンカメという会社のボスが
「カンタティモール」という映画をみて感動し
よし、東ティモール支援するぞ!
もと協力隊だから小野寺夫婦も手伝ってくれ!
とはじまり
ドンカメでたい肥作りの研修をしただんなさんと
コスタリカで同じように村の生ごみを集めてたい肥を作っていた私
そして就農してからは
あえて技術を残すために戦後のような稲作をずっと実践し続け
平飼いの養鶏をやっている爽菜農園が

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東ティモールでも
有機稲作と平飼い養鶏と
ごみの分別とたい肥化と言う仕事をするという
まるで天命のようなめぐりあわせですので

自分の農園やタノハナ農場だけでも大変なのに
そのほかいろいろ余計なことにも首を突っ込み
町づくりや有機農業の会やボランティアや
とにかく協力隊精神で
世のため人のため自分のために
バタバタしている毎日ながらも
東ティモールプロジェクトにも
全力を注ぎたいと思って頑張っています!!

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今回の渡航では
有機稲作活動では
苗作りで一番大切な
塩水選と温湯消毒、それに田んぼの除草機作りなどを中心にやってきましたが

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一番うれしかったのは
昨年日本研修に来て
我が家で田植えをやった現地の農民の方が
今年自分の田んぼを
爽菜農園と同じやり方でやりたい!
と、言ってくれたことかなぁ

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あえて途上国でも通じるような
機械がなくても手作業や手作りの道具でできる稲作が
現地の人の役に立ち
かつ現地でもこれならできると思ってもらえたことが
なんかとっても嬉しいです

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そして養鶏場のほうでも
プロジェクトが入るまでは
ニワトリが死んでばかりだったのに
プロジェクトが始まってからは
ニワトリが死なずに元気に育っていて
きっとそろそろ卵も産み始めるかなという段階

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こちらも
現地で調達できる木材などで
止まり木や産卵箱、エサ箱などを作り
風通しを良くしたり
環境をよくしてきて
だんだん成果が表れて見えてきて

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向こうにつくまではニワトリ元気かなと心配でしたが
元気に育っていて
ホントよかったです!!

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これからは餌も少しでも自給できるように
鶏糞を使ったたい肥などを作って
エサになるトウモロコシを栽培したりと思っていますが
ふとその辺の草むらを見ていたら
見たこともないような巨大カタツムリがいて

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こんなのもカルシウム分として
エサになりますし
いろいろおもしろいこともありました

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村に塩水選などの講習会に行くと
きっと大変なんだろうに
ニコニコしながら
ごちそうを用意してくださったり
(なかなか受け取ってくれないのですが、
ボスの配慮で材料費をお渡ししていますが)

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来客をもてなす文化や
言葉がわからなくても
一生懸命言いたいことを察しようとしてくれる文化など
何となく東ティモールと日本は
似ているところがあります

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それとこれまでの3回の渡航で
私も少しずつ東ティモールの言葉テトゥン語を覚えてきて
簡単な会話くらいならできるようになってきたので
これも嬉しいです

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そして今回の渡航で
一番びっくりしたことですが
なんと!
サソリに刺されたことです!!!!!

日本人ならみんな
サソリ=死!!!ですよね?!

私も洗面所で洗濯していて
いきなり手に激痛が起きて
でも傷も無ければ血もでなくて腫れもしなくて
何が起きたんだ?!
と思っているうちに
洗濯ものの中からサソリが現れた時は
「死?もしくは泡吹いてぶっ倒れる?!」と思いました!!

でも後で調べたら
死ぬほどの毒性のあるサソリというのは
そうそうめったにいないらしく
日本で言ったら
ムカデとかスズメバチに刺されるくらいの感じのようです
(ムカデとスズメバチに刺されたことないのでわかりませんが)

でもその時はそんなことは知りませんから
パニくりながらも
こんなところで日本のおばさんが
パジャマのままあたまボサボサのまま
ぶっ倒れて運ばれたらちょっとかっこわるいな
なんて冷静な考えも浮かびまして
また
傷も血も出てなくてぶったおれてたら
何が起きたのかわかってもらえないかもとか
サソリの種類がわかれば治療方法もわかりやすいかなとか
いろいろ考えちゃったりもしまして
まずはケータイで生きているサソリを写メって
それからその辺にあったプラスチックのコップで
サソリをつぶして
それから着替えて頭を整えて(笑)
それから
一緒に渡航して別の部屋に泊まっていたドンカメのボスに
「サ、サソリに刺されました~!!」
と、プラスチックのコップにつぶしたサソリを入れて
持って行ったのでした

さてさて途上国ではよくあることでしょうが
幸いにもホテルの目の前に病院があったのですが
行っても医者はいませんでした

サソリの毒は
神経を通して
一度肩のほうまで痛みとしびれが登ってきてから
15分くらいしたら下がっていき
掌の激痛だけが丸一日続き
また血液のほうからも全身に回ったようで
一度フラッとして脂汗が出てきましたが
そのあとは
手の激痛以外は
身体は普通に動けまして

病院で待ってる間に
現地のプロジェクトスタッフが来てくれて
「俺も何度も刺されたことがある」という話から
どうやら死ぬことはなさそうだとわかり

そうしているうちに
やっと看護師さんだけやってきまして
痛み止めを処方してくださり
(看護師さんが薬を処方していいのかという疑問はさておき)
でも
1日3回、1回1錠というその薬は
デカいし強そうだしすごく眠くなるという話なので
ちょっと心配なので
ボスが持ってきたパブロンを飲んだら
激痛が鈍痛くらいに少しおさまったので
一日目はそれで痛みを抑えてました

2日目には痛みもだいぶ治まり
もうパプロンのお世話にならずに済み
しびれは3日目くらいまで残っていましたが
4日目からは普通に戻りました

身体の方は普通に動くので
仕事も普通にしていました

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そんなこんなで
今年のトップニュースクラスの衝撃的出来事もありましたが
なんとか無事に帰国できて
無事だったからこそですが
サソリの話も笑い話として良いネタになりますし
最後は首都の伝統的織物のタイス織りという
タイスマーケットで
一人でも買い物できるくらい言葉も話せるようになりましたし
万事めでたしめでたしなのでした

畑のほうも
だんなさんと研修生、もと研修生たちが
とっても頑張ってくれて
思った以上に作業が進んでいて
ホントにありがたい限りです

冬野菜が不作で
今年は4月の定期宅配をお休みさせていただいていますが
ちょっとずつ春のハモノなどが採れ始まり
まだセットを作るほどはないので
今週くらいから
宇都宮のあぜみち直売所上戸祭店に
少しですが野菜や卵を出荷したりしていますが
今年の春は暖かくて
野菜の生育も順調なので
予定通りか予定より少し早く
お野菜の配達も再開できそうです
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東ティモール報告 2017年1月

1月中旬から下旬にかけて2週間
東ティモールへ行ってきました!!
今回は2度目の渡航だったので
気持ち的にはちょっと慣れたはずだったのですが
ハプニングがありまして
ボスが急に当日行けなくなり
通訳の子と二人で重大なミッションをこなすことになり
ちょっとプレッシャーな渡航となりました!!



まずは首都にて
活動している農村の調査を依頼した団体と
契約書を取り交わしました

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そして今回は早々と村へ移動
移動は四駆の車でやっと行けるようなデコボコ道で
6時間くらいかかります

首都からしばらくの間の風景は
ティモールが正式に独立する前に
支配していた国の軍隊に
あちこちが焼き払われてしまったという話を聞いていますが
そのためでしょうか
山がみんなはげ山で
木が点々としかなくて
そのためか雨季にも関わらず
雨もほとんど降っていないようで
1月には例年田植えができる時期らしいのですが
どこの田んぼもカラカラで
稲の姿は見られませんでした

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首都と村のちょうど中間あたりの町で
だいたいいつもランチです
このお店は大きな樹に囲まれていて
涼しくてお料理も結構おいしいです♪

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どこにでも生えているパパイヤの木
パパイヤ大好きです
日本でも山ほど食べられたらいいのにな~

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村に着いたら
出来上がったばかりの
ゴミ分別の為のエコステーションの開所式の準備に追われました
看板もなかったので
大工さんに看板の製作を頼みに行ったのですが
そこの大工さんがちょっとムキムキでかっこよくて
おばさんはちょっとドキドキしちゃいました♪

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今回はエコステーションの開所式がメインでしたが
合間に稲作と養鶏の指導をしている
村にもちょっと顔を出しに行きました
村から村の移動中に
ジャングルの中でお弁当を食べました
ターザンみたいにツタにつかまれそうな
ツタだらけの大きな樹の下でランチタイム!

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前回の渡航では見かけませんでしたが
今回はコンニャクをあちこちで見かけました
ちょうど日本と季節が反対で夏なので
日本の夏のようにコンニャクの葉が茂る季節だったのかもしれませんね
こちらではコンニャクはたくさん自生していますが
食べることはないようです

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村のほうには
日本のかやぶき屋根の家のような
ヤシの木や葉で作った家がまだたくさんあります
涼しくて過ごしやすい家ですが
みんなコンクリートの家に憧れて
ちょっとお金が貯めるとブロックやトタンを買って
どんどん建て替えてしまうようです
どこの国も同じですね~
日本でも貴重なかやぶきの古民家
保存するのは大変ですしね!!
でもこういうもの
のこしていけたらいいんですけどね

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村の仲間で養鶏場を作り始めているところです
隣の村で私たちが養鶏の指導をしているのと
日本研修で平飼いの養鶏を見て
自分たちでもやってみたくなったそうです
いいことです!!!

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通訳のM田くんから
稲作のサイクルについて説明してもらっているところです

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村に行くといつも出してくれる
ヤシの木の皮から何日もかけて
手間暇かけて作ったお菓子
つぶつぶ感のある蕎麦クレープみたいな味です

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こちら今回のエコステーション開所式の会場となる小学校
校庭を普通に牛やヤギや豚や鶏が歩いています。。。。

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たのんでおいた看板が出来上がってきたので
まずはペンキを塗って
乾いたら文字を書きます
これは私の仕事
なんかペンキ塗ってる間に
牛に囲まれていました。。。。

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首都のほうは雨不足ですが
こちらの村のほうはジャングルもしっかり残っていて
雨もちゃんと降っているようで
毎日午後になるとスコールです
雨が降ってきたので
エコステーションの中に移動して看板描き

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雨が降り始めると
なぜが子供たちがワラワラと外に出てきます
シャワーの代わりなのかな~

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逆に牛やヤギやニワトリなどは
屋根の下で雨宿り(笑)

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出来上がった看板を設置!

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エコステーションの前で
子供たちが写真撮って~と迫ってきました!!
いい笑顔!!
小学生くらいに見えますが
まだ小学校には行ってないそうです
年齢が来たら行くというわけではなく
ある程度家にお金の余裕ができたら
入れるという感じでしょうか
制服などは支給されるらしいですが
完全義務教育ではないのかな?
それでも
日本の戦後のように
小さな村でも子供はものすごくたくさんいて
とっても元気です

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村の大衆食堂でのランチ
鶏肉とゆで卵のケチャップ煮のようなものと
キャッサバの葉っぱの炒めもの
野菜スープとごはんです
美味しいですよ!!

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エコステーションにつけた
ゴミの捨て方が変わりますよと言うお知らせと
分別方法のお知らせ

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開所式の垂れ幕
現地スタッフとしてとってもよく仕事してくれていて、日本研修にも来た青年と
前村長でエコステーション建設を請け負って、さらに日本研修にも来た青年?おじさん?も
開所式の準備を手伝ってくれました

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開所式には県知事と
JICAも参加してくれました!!

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式典の中で
パワーポイントを使った
環境教育の紙芝居と
ゴミ分別のデモンストレーションと
このプロジェクトのボスで
今回急に来られなくなってしまった
ドンカメの社長からのメッセージを読ませていただきました!

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式典にはおやつタイムとお昼タイムがつきものらしいので
現地のやりかたにのっとって
そのようにしました

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開所式の次の日
同じ小学校で
環境教育の紙芝居をやらせていただきました

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紙芝居の後には
プロジェクトマネージャーがお話してくれたり
日本のお話をしたりしました

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紙芝居は小学3~4年生くらいを想定して作ったのですが
今回は中学3年生でしたが
でもとってもよく聞いてくれました!!

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村のホテルの庭に落ちていたカブトムシ!!

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なんとかミッションをこなし
村から首都への帰りのいつもの町のレストラン
偶然にも日本人に会いました!!
青年海外協力隊の女の子でした
おくに写っているのが女の子
手前に写っているのは
ちょっとミュージシャンみたいでかっこいい
新村長さんです
33歳と言う若さの村長
もしかしらたティモールで一番若い村長さんかもしれないと言っていました!!
ちょうど首都に行く用事があるらしく
一緒に首都に上がりました

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なんとか無事に仕事が終わり
首都での最後の日
砂浜と海がすぐ目の前にあるレストランで
シーフードパスタと
スパークイングワインと
オリーブで最後の晩餐!!

なんと通訳のM田君は
残務処理と
2週間後に
JICAの視察が入るために
ティモールに残るので
帰りは私一人!!
シンガポールでの飛行機の乗り換えがちょっと心配でしたが
何とか無事に帰国できました!!

今度は2月の10日~19日まで
JICAの視察に同行するために
急にほかの方が行けなくなり
だんなさんが東ティモールに行って来ることになりました!!

東ティモールへ行ってきました!



ご心配ご迷惑おかけしたみなさま
ありがとうございました^_^
台風と共に出発し
台風と共に無事に帰国しました!

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帰国時の空港で
東ティモールの山の
村に入って活動している
NGO団体の代表の女性に
偶然お会いしました

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活動している村で栽培される
コーヒーやハーブ
塩やココヤシ酒などを
パッケージから品質まで
立派なオーガニック商品にする
手助けをしているそうです

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少ししかお話しなかったので
私の勝手な想像も入っていますが

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小さな途上国の小さな活動で
すぐに国全体が見違えるような
変化はないだろうし
恩恵を受けるのは
ほんの一握りの人かもしれない

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でも
その恩恵を受けた人や
それに関わる人が
さらにまた他の人に
恩恵を広げていく

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今回の渡航では
ボスのおかげで
たくさんの大使館や外務省や
JICAの上層部の人に
お会いする貴重な機会をいただきましたが
立派な指導者は
ちゃんと活動を見ていて
機会があれば
その活動がスムーズに
広まったり知られたり
他のお手本になったりするように
表から陰からプッシュしていたりします

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草の根の世界と
いわゆる政治とかの世界
別世界のようでいてつながっていて
小さな活動もいつかは
大きな流れになる

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それは途上国でも
先進国でも
どこでも同じ
だからやっていることは
日本でも
東ティモールでも同じ

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爽菜農園は
いつも同じ未来を夢見て
ゆっくりゆっくり進んでいきます

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テーマ : 日々の暮らし
ジャンル : ライフ